お墓を承継できないという現状に直面しているご家庭が非常に多くなってきています。
今回は、その原因としてよくある6つのケースと、解決策をご紹介していきます。
 
 
 

お墓の現状は今どうなっているのか?

みなさんが一般的に思い浮かべるお墓とは、墓地を借りてその上に碑石(墓石)を建て、◯◯家のお墓として承継をしていくというお墓です。
そのお墓の現状をあなたはご存知でしょうか?
承継を前提としているお墓が、承継できないという問題が多発しているのが現状です。
ではその原因はどこにあるのでしょうか?
お墓を承継出来ない原因は大きく6つあります。
   

お墓を承継できない6大原因とは?

核家族化はお墓を維持管理出来なくなる大きな原因の一つ

今までは、親・子・孫までの3世代が同居または近所に住んでいるということが当たり前でした。
しかし、最近の現状は親子と祖父母が遠距離の関係にあることが多くなってきました。
そうなると、お墓は祖父母の居住地にあることが多いため、子や孫の世代がお墓を承継した場合、「お墓の管理や供養ができなくなってしまう」と悩みが非常に増えてきています。
 
 

少子化でお墓を承継できない世帯が急増している

一昔前、団塊の世代あたりまでは兄弟が3人以上いるということは当たり前の光景でした。
しかし、昨今では二人兄弟(姉妹)や一人っ子の家庭も当たり前になりました。
そんな中で、子供が女の子だけあったり、子供が未婚のままという家庭も非常に多くなってきています。
そのような状態では、お墓の承継は非常に難しいのが現状です。
 
 

高齢化社会でお墓を護持管理できず放置になってしまうというケースも

昨今では日本における高齢者の割合はどんどん増えているのが現状です。
その中には、跡継ぎがいない、子供が嫁いでしまったという方も非常に多くなってきています。
そうなるとお墓は高齢者になってしまったその方が、供養・維持管理しないといけません。
しかし、高齢になるにつれ、お墓に通えなくなったり、供養も費用面で大変になり、お墓の維持管理や先祖の供養ができなくなってしっているというケースが非常に多くなってきています。
 
 

生活スタイルの非定住化により今までのお墓の維持の前提条件に問題が出てしまう

昔は、長男は親の居住する土地に住んでいくということが普通でした。
しかし、サラリーマン世帯などでは転勤があることが当たり前になりましたし、自分の住みたい土地に居住するという価値観も当たり前になってきました。
つまりは、住む場所の非定住化が進んできているということです。
今までのお墓は、承継者は定住するということがある程度前提として成り立っていました。
従って、生活スタイルの非定住化もお墓の承継の大きな問題の一つとなっています。
 
 

「結婚しない又は子を持たない」すなわち承継ができなくなってしまう

昨今では、「生涯独身で暮らしていく」または「結婚しても子は持たない」という方も非常に多くなってきています。
そうなると、その方たちの親世代までに承継してきたお墓がある場合、その方たちの世代で承継してきたお墓をどうするのか?という問題が出てきます。
 
 

「子に負担をかけたくない」お墓で苦労した親世代の切実な思いが増えている

最近の親世代の方たちの中には、「自分たちはお墓のことで大変な思いをしたから、子どもたちにはそのような負担はかけたくない」という方が非常に多くなってきています。
お墓の管理(掃除や草むしり)が大変だった、供養などでお寺との付き合いやお布施などの経済的負担がとても大変だった。
だから、子どもたちにはそんな思いをさせてたくない。
そのような方が増えているのです。
そうなると、子どもたちに負担をかけさせないために、今承継しているお墓をどうしたらいいのか?という問題が出てきます。
 
 
さらには、今までは嫁いだ先のお墓であったり、そうでない場合は実家のお墓に入るということが当たり前でしたが、「自分のはいるお墓は自分で決める」「嫁ぎ先のお墓には入りたくない」「配偶者とお墓まで一緒は嫌」というような価値観・考え方の方も多くなってきています。
 
このように従来のお墓のあり方では現状の社会に対応できない場合が非常に多くなってきています。
つまりは、お墓のあり方そのものに変化を求められる時代となっているのです。
 
その変化に対応する新しいお墓の形態が今注目を集めています。
それが「永代供養墓」です。
   

今のお墓の現状を解決する方法として永代供養墓があります。

永代供養墓とは従来のお墓とは異なる新しい形態のお墓です。
一言でいうと、永代供養墓とは「跡継ぎ(承継者)がいなくても、運営者(寺院や霊園など)がそのご霊位を永代にわたり管理・供養してくれるお墓」で「生前に申込も可能なもの」です。
この永代供養墓が、今大きな注目を集めています。
 
 
 
いかがでしたでしょうか?
今回はお墓が承継できないという現状について、6つの大きな原因とその解決策として「永代供養墓」が注目されているということをご紹介しました。
当サイトでは、この永代供養墓について、詳しくご説明をしていきます。
是非、参考にしてみてくださいね。